ホンダの哲学

いつも、演奏会の宣伝などでお世話になっているロスの日本人コミュニティーの関係で、 ホンダのエアバッグを発明、開発した小林三郎さんのお話を聞く機会を得た。 小林さんは、実にエネルギッシュでユーモアのセンスに満ち溢れた人で、 (英語の講演だったのだが) "Profit can NEVER be a goal – profit is only a mean to the end!" 利益を目的にするな~利益は夢に到達するための手段である! とか "Action (technology) without philosophy is a lethal weapon; Philosophy without action (technology) is worthless" 哲学・理想抜きの行動(技術)は凶器である。 行動(技術)抜きの哲学・理想は無意味である。 など、ポンポンと明言が飛び出した。 他にも、 「自分の提供する製品の理念・価値をいつも言えるようにしろ。」 「20年後、世の中の価値観がどうなっているか、いつも考えていろ。」 「10人のうち9人が賛同するアイディアは、もうリサーチするには遅いアイディアである。(はじめにエアバッグを提唱したときは、業界の「今年の一番馬鹿らしいアイディア賞」と言うのの2位になってしまったそうだ。)など、など。 小林さんは、こういう「哲学」のすべてをホンダの社長のもの、としていたが、 それを実践して、今では世界中がマネするホンダのエアバッグを創った小林さんも やはりえらいと思う。 同じ日本人として、とても誇りだった。

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