乞う、助け!日本民話、「フクロウの染物屋」の出所は?
「フクロウの染物屋」と言う日本民話をご存知だろうか? 昔はカラスの色は真っ白でした。他の鳥が大変きれいな色をしているので、羨ましくて聞いてみると、フクロウが染物屋をしているそうです。カラスは他のどの鳥より奇麗になりたいと思い、「つぼの色を全部混ぜて、塗ってくれ」と頼みました。ところが、全ての色を混ぜた結果は真っ黒。こうしてカラスは真っ黒になった、と言うわけです。 裏覚えだから、まちがっているかも知れないが、子供のころに読んだか、読んでもらったかした。 この民話はどこ出身で、本当はどういう意味の話なのだろうか? 今、新ウィーン楽派についてのペーパーを書こうとしている。 新ウィーン楽派とは、ショーンベルグを始め、ベルグ、ウェーバーンの3人のことを差す。 この3人は無調性の音楽と、それに続く12音技法による作曲を始めた3人で、 私が書こうとしているのは、モーツァルトや、シューベルトの活躍した「音楽の都」が、 どういう過程を経て、必然的に無調性にたどり着くか、と言うことである。 もともと、西洋音楽のスケールは7つの音からなる。 この7つの音以外の半音階を、「色づけ」として足すことは、ずっと昔からされていたことだった。 半音階は、英語でchromaticismだが、この「chrom」とは、もともと「色」と言う語源である。 ただ、この「色」をどんどん、どんどん増やしていったら、 最終的に、無調性になってしまった、と言うことだ。 ここで、私はちょっと気取って、「無調性=欲張りカラス」として、この寓話を引用してみたいのだが、 どうやって出所や、もともとの意味を調べたらいいのか、検討もつかない。 読んでくださっている方の中にご存知の方がいらしたら、教えてください。
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