June 17, 2010

マンハッタンに行ってきます。

午後から約24時間強、マンハッタンに行ってきます。買い物などの野暮用も在りますが、ほとんどは社交です。7,8人の友達に立て続けに会います。ずっと在っていない友達がほとんどなので、本当は一人ひとりと24時間ずつ過ごしたい様な気持なのですが、そこが現実と理想の食い違いです。それから、アジア食(日本食、ベトナム料理、インドカレー)などタングルウッドでは絶対食べられない種類の食べ物の食い溜め!タングルウッドの寮の食事はかなり素晴らしいと思うけれど、やはりアジア食は…ちょっと無理なので。 出発前に練習を何とかするべく、これから大急ぎでシャワーを浴びます。

マンハッタンに行ってきます。 Read More »

ホタル

私が13の時、私の家族はアメリカのニュージャージー州に越してきました。 父のニューヨーク赴任に伴っての引っ越し先はニュージャージーのショートヒルズと言う街で、車でマンハッタンから40分、電車で50分のアメリカの郊外を絵に描いたような町です。越してきたのは今からほぼぴったり21年前の6月9日。日本では想像できない様な、幼稚園の運動場くらいある広々とした芝生の裏庭には、昼間は野兎やりす、夜にはごみあさりの狸や狐がでる自然が残っていました。庭には野イチゴがなり、木曽育ちの父はそれを進んで食べて見せて、「汚い」と尻込みする私と妹を「大丈夫だよ、こんなの蝶のおしっことか蜂の糞くらいしかかかっていないから」と頓珍漢な励まし方をしました。そして一番びっくりしたのがホタルです。日本では水の汚染により、かなりの田舎でも「ホタルを呼び戻そう」と住民が努力をしているくらいですが、ここではクリスマス・ツリーかと思うくらい、ペカペカペカペカ、一杯居るのです。多分水の汚染に強い、全く別の種類のホタルだと思います。日本のものより光も強くて大きいし、それに何より、マンハッタンのセントラル・パークにも居ますから。 21年経って、ここら辺の生態も結構変わりました。野兎は昔の様には見かけません。リスも少し数が減った感が在ります。その代わり、自然の天敵がいなくなって鹿がこの10年で急増し、食べ物が無くなって庭の花や草を食べ散らかしてしまい、住民の悩みの種となっています。その為に限定期間の決まった時間、行政がプロの猟師を雇っているほどです。鹿は大きいので、車と衝突すれば車だけでなく、時には人にも大きなダメージを与えます。でも、裏庭を早朝、家族連れの鹿がゆっくりと横切るのを見るのはやはり美しいものです。 ニュージャージーは今、一年で一番気持ちの良い季節です。 空気はからっとしているし、太陽の光は優しく、木漏れ日と風がとても心地良いです。 刈られたばかりの芝生があらゆる所で物凄い草の匂いをそこらじゅうに元気よく撒き散らしています。

ホタル Read More »