CD「”Goldberg”? Variations」のライナーノート

ゴールドベルグの録音と編集が終わった今、残るは中のノートの作成とデザインです。 表紙は、NYで大変お世話になっている画家の大岡和夫さんにお願いしようと思い、 明日からスタジオでモデルをする予定です。 中のノートは今、第一稿を書き上げました。 これから校正が必要となります。 何かお気づきの点があれば、どしどしご指摘下さい! 英語と日本語の二ヶ国語です。 この他にそれぞれの変奏曲のトラック番号と、分数秒数のほか、 その変奏曲の拍子や特徴(カノン、ダンス名、など)を簡単に記した エキセル表が見開き2ページで見れるようになる予定です。 一ページが小さく、6ページ内に収めるので、かなり字数を削らざるを得ませんでした。 “Goldberg”? Variations “Aria with Diverse Variations for Harpsichord with Two Manuals” (1741) became known as “Goldberg Variations” because of the anecdote that appeared in the first biography about J. S. Bach (by J. N. Forkel, 1802): That insomniac Count Keyserling commissioned it for his […]

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また、NYに行ってきます。

ヒューストンに戻る日まであと二週間無い。 先週末録音を終えたゴールドベルグのアルバムの編集作業、 そしてCDの表や裏のデザイン、中の文章を書くなどの作業をする傍ら、 残り少ない夏休みを今だから出来ること、学校が始まったら出来ないことをやろうとしている。 今日は、とても美しい気候だった。 秋晴れ、と言いたい様な気もち良いカラリと晴れ上がった日。 どんなに忙しくても絶対散歩に行く!と決めていた。 そして明日はいよいよ録音編集のセッションのためにNYCに行く。 その後、昼食を録音技師とイタリア街でイタリア料理を、 そして夕飯をピアノ仲間と私の世界で一番好きなおすし屋さんで食べる。 今年は本当に楽しい夏休みを過ごすことが出来た。

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「ピアノの時間」エピソード#14が放映されました。

ロサンジェルスの日本語テレビ放送チャンネルNTB(Newfield Television Broadcasting)で 私が担当させて頂いている隔週放送のミニシリーズ、「ピアノの時間」エピソード#14が 先週末に放送されました。 今回のテーマは「歴史的に正確な演奏」。 作曲家が意図した物を尊重し、それを復元することに集中するのか、 それとも作曲家が曲を通じて伝えたかったメッセージを重要視し、 歴史と共に変化する美的感覚を念頭に現代の聴衆のために現代風の演奏をするべきなのか、 と言うクラシック演奏家のジレンマについてお話しました。 曲はバッハのゴールドベルグ変奏曲から変奏曲7番を弾きました。 下のURLの10分58秒のところから15分25秒のところまでが「ピアノの時間」です。 ご覧になってみてください。 http://www.soto-ntb.com/program/2011-8-7/

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ゴールドベルグの録音2日目、大成功!

昨日のブログには、あのあと録音するはずだったし、自分にハッパをかけるつもりで前向きな書き方をしたが、実は録音セッションその一は中々困難な物だった。慣れ親しんだはずのスタジオ、スタインウェイのフルコン、そして長年の今では友達の録音技師なのだが、ピアノは最後の録音からずいぶん音色もタッチも変わっており、マイクのポジションも新しい ―スピーカーから聞こえてくるプレイバックの音も予想よりもずいぶん、はっきりとしており、それが硬くも聞こえる。正直、戸惑った。一瞬プロジェクト全体への疑惑に頭がいっぱいになってしまった。 でも、深呼吸をして対応策を練る。 ピアノは最後の録音(「ハンマークラヴィア」のCD)以来、ずいぶん弾きこまれているようだ。鍵盤が軽くなった感じがする。ハンマーが薄く、硬くなっている感じがする。それなら軽いタッチで、優しく、可愛系の着眼から弾いて見よう。「ドイツ」を意識してしっかり弾くのではなく、ゴールドベルグはフランス舞曲に多くの変奏曲が着想を得ていることにより注目し、「おろす」「つかまえる」「重み」と言うのを「浮かせる」「遊ばせる」「軽さ」と変えて見よう。ピアノと格闘するのではなく、ピアノと遊ぼう。 そして昨日のセッションは自分で言うのも何だが、とても上手く行ったと思う。これからプレイバックを聞く作業をするので、まだはっきりとはなんとも言えないが、少なくとも手ごたえははっきりと在った。セッションが終わってホッとした開放感で、世界中の今までお世話になった人みんなにお礼を言いたいような高揚感!道ですれ違う人に全てにこやかに挨拶した。(そしたらなんと珍しいことにナンパされてしまった。そしてそれも嬉しかった―蛇足) とりあえず、ご報告。ありがとうございます!

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ゴールドベルグ録音経過報告

金曜日に約2時間ゴールドベルグを録音した。 土曜日(昨日)は4時間かけて、その録音した物を聞き返し、 今日のセッションに向けての反省、さらに取り直したい部分のリストアップをした。 今日は3時間のセッション。ペース配分が重要である。 栄養補給を朝のうちにしっかり行い、軽食をスタジオに持っていく。 常に十二分な水分補給を行う。 録音している時と言うのは、生演奏の時の意識とかけ離れやすい。 効率良いセッションにするために、間違えた音、やり直したい部分をメンタル・チェックしながら弾いてしまい、 音楽に入り込みづらくなってしまう。 しかし幸い、金曜のセッションで一応のバックアップはほとんど出来ているはず。 カヴァーしなければいけない最低限は一応リストアップしたので、 そこの所は一番最初にこなしてしまい、 後は自由に、自分の音楽に専念して見よう。 「私がゴールドベルグの何をなぜこんなに好きなのか聞いてください!」と言う気持ちを大切に 楽しい、と言う気持ちを重視してリラックスして弾こう。 何度も録音しているスタジオの、もう10数年来の友達の録音技師との仕事だけれど、 スタジオのスタインウェイは最後にハンマークラヴィアを録音してからずいぶん変わった。 鍵盤が軽くなり、高音、特にアリアの最初のメロディー部分の音域が薄くなっている。 あまりがちがち弾くと、きつい音になってしまうので、 優しく、優しく、子供に言い含める様に、 軽いタッチで愛らしさ、軽快さ、ホンワカさ、陰り、そういったメルヘンチックな音色を大半に使おう。 この前はあまりに鍵盤のそこまでがちがち弾きすぎてしまった。 がんばって正確に弾こうという意識が鍵盤の底にこだわらせたのだと思うが、 疲労が早く出てしまった。 この頃は睡眠もばっちりとっているし、栄養も十分だし、健康管理にも気を配っている。 今日は、楽しくがんばるぞ!

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