2013

復活の兆し!

風邪を引いている最中は色々な友情のお世話になった。 金曜日、熱でもうろうとしている最中にサンフランシスコから一生懸命離しかけてきてくれて、 「風邪薬、食べ物、話し相手、何でも必要な物があったら、電話して!元彼に命令して行かせる!」 と叫んだ、去年Riceを卒業した私の友達。 昨日、土曜日はたまたまNYから2泊三日でヒューストンに出張に来ていた友達の休日。 彼も非常に良く似た症状の風邪をつい最近直したばかり。 私が暮れから一週間NYに居た時は風邪とのバトルの真っ最中で会えなかった。 「今回の流行感染は本当に苦しくて、僕も、僕が風邪をうつした彼女も、病気中に二回も泣いた。 本当に『死』と言う事について考えさせられるくらいキツイ風邪だった」 と言って、まだ回復中なので、私とお昼を食べたあと、 二人でごろごろしながら順番にお昼寝をして、夕飯までまったりした。 私は本当は全く食欲が無かったのだけれど、 彼の応援で自分ひとりだったら食べた量の倍を食べ、 それは確かに風邪のためには良かったようだ。 今朝起きたら、復活!と言う気分。 まだ気をつけて一日を過ごそうと思うが、 とりあえず、汗で濡れそぼったパジャマとシーツの洗濯は最優先でしなくては。 そして、練習。そして、勉強。

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高熱を伴う風邪との、のんびりバトル…

今年の流行感染は記録破りのようで、ニュースでも盛んに 「手を洗いましょう、病気の時は自分のためだけではなく、他の人に移さないためにも家に居ましょう!」 と繰り返している。 私もすっかりと風邪を引いてしまった。 悪寒。非常にはっきりと色の付いた痰の絡んだ咳が腹筋を痛めつけるくらい続けて出る。 脳みそまで出てくるのではと思えるような、いつまでもつながっている濃い鼻水。 そして背中の悪寒とは正反対の顔のほてり。 食欲の減退。 練習をしようと思っても何だか力が入らない。 歩くとちょっと酔っ払っているよう。 まだ学期始め。 凄く強いプレッシャーがあるわけではない。 この酔っ払った気分を楽しんで、いやと言うほど寝て、ゆっくりしてみよう。

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新年の始まり!

1月5日(土)の夜にNJでのリサイタル、帰宅後荷造り。 1月6日(日)の早朝、ヒューストンに向けて出発。 1月7日(月)2013年私の博士課程3年目の春学期、開始。 1月7日はちょうど7草粥の日。暦にも合って、今年は快速、でも順調にスタート!のつもりでしたが… 今年のNJはニュースにも上るくらいのインフルエンザの流行だったのです。 そして1月6日のリサイタルを主催してくれたお宅のご主人がまさに悪寒と高熱の真っ只中だったのです。 「マキコじゃなかったらキャンセルしてたよ」 と、おでこに汗をかきながら言われたら、やっぱり感謝するしかありません。 そして「多分プログラムの途中に失礼して別室で休みながら聞かせてもらうね」と言う言葉に反して、 プログラムの最初から最後まで身を乗り出して聞いてくださり、 レセプションでも感極まってハグなんかされてしまった暁には インフルエンザが移っても本望!と思うしかありません。 それでも、努力はしたのです。 このご主人だけでなく、移動中は不特定多数の人と間接的に色々な物を共有しています。 うがい、手洗い、休息、水分補給、ヴィタミンC摂取、体温を高く保持して、ポジティブ思考… その努力もむなしく(あれ~?)と思い始めたのは 火曜日の朝の勉強を終え、クラスが終わった正午くらい。 気温が15度もあるのに、そして厚着をしているのに、何だか体の中から寒い。 そして体のあちこちが痛い。 顔を触ると熱い。 学校終わって、予約のあった歯医者にはそれでも行って、練習を割愛して4時に帰宅。 おうどんを作って、あったかくしながら宿題の「カルメン」のDVDを観て (今学期はビゼーの『カルメン』、ヴェルディの『オテロ』、ストラウスの『エレクトラ』とベルグの『ヴォツェック』と言う4つのオペラを集中的に勉強し比較検討するクラスを取っています) そして7時にすみやかに就寝。 12時間睡眠して、今朝は復活です。 まだちょっとふらつきますが、もう熱は無いと思います。 今日は自分に優しく、一つ一つのことを大事に、ゆっくり心をこめてこなしていきます。

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演奏初め、2013年

昨日、2013年演奏初めを行った。 若い芸術家、特にピアニストを支援することを楽しみとしているアメリカ人夫婦のお宅でのホームコンサートだ。15年くらい前私がNYで協奏曲を演奏した時、たまたま聞きに来ていらして、指揮者が紹介してくれた。 居間にあるスタインンウェイの周りを30の椅子がぎっしりと取り囲んでいる。この夫婦が応援しているDance Theatre of Harlemの監督や引退した大物バレリーナ、現役のプリマ、日本に4年住んでいたことのある骨董品のエキスパート、大学教授、芸術関係の人、芸術支援に興味がある人が沢山集まってくれた。昨日のプログラムは自分でもうまいこと選曲したな、とちょっと誇らしいプログラムだったので書き出してみたい。 前半「ドビュッシーの異国趣味とショパンの影響」 Bach (1685-1750)-Petri (1881-1962) “Sheep may safely Graze” (5’) イゴン・ペトリ編曲のバッハ・バースデーカンタータ「羊は草を食む」 (お正月を祝って、演奏会へのイントロ。静かにシのフラットの長調の和音で終わる) Chopin Grande Valse Brillante in E-flat Major, Op. 18 (1831) (6’) ショパン 華麗なる大円舞曲、変ホ長調、作品18 ―Holiday spirits w/Waltz! (華やかにシのフラットの連打で始まる ―さらに、次の曲、「喜びの島」とは両方ともダンス曲と言うつながりがある) Debussy L’isle Joyeuse (The Isle of Joy) (1904) (5’30”) ドビュッシー「喜びの島」 Chopin Etude in A-flat Major, Op. 25-1 (1832) “Aeolian harp” (2’30”) ショパン、エチュード変イ長調、作品25-1「エオリアン・ハープ」 ―ドビュッシーが敬愛した作曲家としてのショパン。特に音質に注目したことに言及。

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2013年、明けましておめでとうございます。

ヒューストンにあるライス大学で博士課程3年生の秋学期を無事終了した私は、去年に引き続き私の第二の故郷、NYで年を越します。10年くらい前から始めた、老若男女入り混じる音楽家で集まって新年を室内楽演奏で迎える会に参加し、ブランデンブルグ協奏曲5番やバッハのフルートソナタなど和やかに共演し、ご馳走を頂きながら年を越して、毎年音楽人生をこうして歩んでいる幸せと決意を新たにお正月を迎えるのです。子供の頃家族とおせちで祝ったお正月が懐かしくないと言えばうそになりますが、この新しい伝統も私はとても気に入っています。

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