November 2015

本番当日!

起きたら8時半! 睡眠は健康と幸せの素! 今夜は本番! テキサス・ニューミュージック・アンサンブルと言うグループ主催で 5人のテキサス出身の作曲家のピアノ・ソロ曲をリサイタルで発表します。 テキサス・ニューミュージック・アンサンブルのHPはこちら: (チケットもこちらで買えます。) http://tnme.org/current-season/ ハワイに居た、9月12日ごろに見始めたプログラム。 特にDan WelcherのBirth of Schiva(シヴァの誕生)とかは 一時はどうなることやらと思ったけど、 お陰様で弾くのがどんどん楽しくなってきたプログラム。 アメリカ現代曲と言うのは面白い。 東海岸はヨーロッパを意識し、西海岸は東洋美意識が強く、 そして中西部は割りと保守的。 何だか大きく政治観を反映しているような… その中西部でも今回のプログラムはかなり保守的。 主催アンサンブルが演目を選択し、私に演奏を依頼してくると言う形だったのですが、 ジャズっぽかったり、コープランドの「アメリカーナ」っぽかったり、 実際にアメリカの古い民謡の変奏曲だったり、 現代曲とは言えど、とても楽しみやすいプログラムでは、と思っています。 私も今夜の演奏が楽しみです。 そしてそんなこんなでバタバタしている内に生放送の演奏の時間を逃してしまった FMブルー湘南で11月担当している クラシック音楽ラジオ番組「スカッとスカぴあ」。 『ピアノ演奏史に観る女性観の移り変わり』と言うテーマでお送りして 2週目の今日は「ピアノ演奏を男性的にした犯人その1.ベートーヴェン」 こちらからダウンロードしてお聞きいただけます。 http://xfs.jp/s6ywh

本番当日! Read More »

『色々ある中でも集中!』のマキ

アメリカでは11月1日に夏時間が終わった。 この日は一時間加算される。真夜中1時ににもう一度12時に戻るのである。 一時間遅らせることによって、日照時間を活動時間により合わせ、 電気の使用量を減らすとか、体内時計をより効果的に、とか何だか。 ちょっと疑問。 この夏時間・冬時間の時間調整のころは「疲れやすい」などと訴える人が増える気がする。 超朝方人間の私もなんだか滅多にしない寝坊をしてしまったりする。 こう言うのも「時差」と言うのだろうか? 最近は朝起きたらまず数時間論文に費やすことにしている。 そうしないと時間の捻出が難しくなり、寝る前の数時間は使い物にならない。 書く格好をしていても、読む格好をしていても、 正直、ほとんど進んでいない。 しかし、これも寝坊をしてしまうとアウトである。 出勤時間に合わせて色々メールが入ってくるからである。 「え!今度の土曜日の演奏会のストーカー対策の警備に関する質問!?」 「おおお、プログラム印刷前の見直しの性急な要請が…」 「本番前の会場入りと練習の時間?えっと~…」 「クリスマスの演奏アルバイト!?やった~!!」 「おお、久しぶりの友達…え?最近どうしてるかって…話せば長いことながら…」 やっぱり私は早起きが好き! そして、論文書くときはとりあえずメールは後回し! 数時間くらいは待っていただこう。 ああ、しかしメール後回しにすると今度は練習時間に食い込む…

『色々ある中でも集中!』のマキ Read More »

ヒューストンのホビー空港で演奏!

11月の毎水曜日はヒューストンから南に少し下ったHobby空港で4時から7時まで演奏しています。 私の心の友、そして楽しい共演者、クラリネットの麻衣子さんと一緒です。 ”Harmony in the Air”と言うホビー空港主催の企画です。 7月にも3度やらせて頂いたお仕事ですが、今回またお声がかかりました。 ヒューストンの文化的イメージを上げるためにも、 空港のせわしない雰囲気を和らげるためにも、 素敵な企画だと思いませんか? 始めはお客さんがきちんと聞かない環境で弾くのには少し戸惑いがありました。 でも、そういう環境だから体験できる音楽交流もあります。 子供は本当に面白い。 親がどんなに促しても興味を全く示さない子も居るのですが、 逆に私たちを目にしてえんこして座り込んで、 親がどんなにせかしても梃でも動かなくなってしまう子も居ます。 それから、自然と踊りだしてしまう子。 顔がほころんで、親の顔を見て(見て!見て!)と興奮を分かち合いたい子。 こういうのは正規の演奏会場では体験できない面白さです。 今日は何が良かったのでしょう。 一曲終わるごとに沢山の拍手をいただきました。 そして私たちの周りに座り込んで一生懸命何曲も続けて聞いてくださる方々が多かった。 7時になって私たちが最後のお辞儀をして、楽器を片づけ始めたら 「おおおお~~~~~~…。」と残念そうな声が一同から上がり、 麻衣子さんと私は顔を見合わせてうれしくって大笑いしてしまいました。 沢山の人と握手をしました。 どういう事情で今日空港にいらした皆さんなのか。 音楽を通じた一期一会。 私たちの音楽が、あなたの人生に花を添えられたのなら、幸せです。

ヒューストンのホビー空港で演奏! Read More »

虐待と、ストーカー対策、覚え書き。

今回の一件で、色々経験して、色々学んだ。 私はライス大学の素晴らしい支援団体を通じて、 これ以上無いと思われるほどの貴重なアドヴァイスを沢山いただいた。 これをちょっとまとめ書きして公開して、誰かの役に立てば良いな~と夢見ることにしよう。 ①「関係がやばくなってきた、これは虐待かも!?」と思い始めたら気を付けること。 虐待の被害者と言うのは、最初は大抵は自分の事を虐待の被害者だと思っていない。 自分が疑い深いんだ、 自分が…だから相手の怒りは当然だ、 相手は自分を愛している、この怒り・暴力は屈折していても愛情表現である 待っていれば相手(あるいは状況)は改善する。自分が我慢さえすれば全て丸く収まる。 …とかなんとか、思ってしまいたい。 相手もそういう気持ちを利用して、色々な事を言う。 「君はどうしてそんなに人を信用することを怖がるんだ? 過去にどんなトラウマがあったんだ、可哀想に… 僕がどれだけ君を愛しているのか、分からないのか? ここまでの僕の気持ちが理解できないなんて君は重症だ」 (相手がアメリカ人だったので日本語に訳すと歯が浮くけれど、あしからず) ②知り合いが虐待の被害者だと思ったら 知り合いが虐待されている時、善意で介入して説得しようとしても 大抵の被害者が自分の事を被害者と認識していないので、難しい。 あくまで自分はあなたが心配で言っているんだよと言うことをアピール。 「別れろ」とか威圧的に言うのではなく、「本当に幸せ?」と聞く。 「私はあなたに元気で幸せで居てもらいたい。」とお願いする。 そして、「別れなくて良いからちょっとだけ距離を取って、冷静になるために」と 短期旅行や短期別居などを勧める それから、虐待の関係に於いて一番最初に無くなるのは自由である。 私の場合、本当にべったりと一緒に居られて、 彼の目や耳を気にせずに第三者と話せる機会がどんどん減っていった。 そのうち、携帯も壊され、コンピューターも壊れ(多分壊され)、 兎に角外部との連絡が取りにくくなった。 被害者かも、と思われる人から連絡が来たら、何を差し置いても聞いてあげて下さい。 私が一番悲しかったのはやっとの思いで電話したら 「今何時だと思ってるの?」と怒鳴られたときである(アメリカ人の友達)。 それから、メールで「話したい」と打診したらば 「この日のこの時間なら話せる」と非常に狭い枠を指定され、頭を抱えた。 特に在外の日本人の場合、日本に居る家族と話したくても時差があって中々話せない。 わがままを聞いてあげてください。 それから、そちらから被害者に電話をするのも良いのですが、 その場合は加害者が見張っているかも知れない可能性を常に念頭に置いてください。 「なんでそんな曖昧な言い方をするんだ!はっきりとしろ!」とか怒鳴らないでください。 (これもアメリカ人の友達。「大丈夫なのか?」と心配して電話をかけてきてくれて、心配してくれているのは分かっていたのですが、彼が近くに居たので、SOSのメールを送ったことがばれないように「ああ、今映画を観たところ~」とのんきなしゃべり方をしたら怒鳴られました。声が大きかったので、携帯から漏れないか心配で、どうしようかとドキドキしました。(悟ってよ~!!)とすごく思いました。) ③いよいよ怖くなってきた、と思ったらば。 口論になったら、絶対自分が常にドアの近くに居るように気を付け、逃げ道を確保しておく。 二人きりで車に乗ることをなんとしても避ける。 警察の番号を携帯にインプットして置き、いつでも短縮ダイアルでかけられるようにしておく。 (いつも携帯と共に充電器も持ち歩き、絶対に電源を切らさないようにする) 専門の人にできるだけ沢山相談する。(警察、社会福祉、相談窓口など) 携帯に録音のアプリケーションをダウンロードして置き、証拠になりそうな会話を録音。 出来るだけ孤立しないように、顔見知りで良いから近所にネットワークを作っておく。 隣近所にいざと言うときに助けてくれそうな人の目星をつけておき、何かあったら駆け込む。 仕事や学校に行っている方は、そちらでできるだけ沢山の人に状況を知っておいてもらい、 支援ネットワークなどの情報を確保しておく。 ④ストーカー行為の対象になってしまったらば。 出来るだけ一人で行動しない。 出来るだけルティーンを作らない。

虐待と、ストーカー対策、覚え書き。 Read More »

悪者退治は自己治癒の道!

「『ストーカー退治のピアニスト』と一生思われ続けてほしくない。ネームバリューを下げないでくれ。ピアニストとして正当に有名になることを目指してくれ」 「正義感は良いけれど、やっぱり囚われているからいつまでも身の危険も顧みずに色々やっているんじゃないかと心配」 「もうそろそろ練習と論文だけに専念しても良いんじゃない?これは結局はマキコさんの貴重な時間のロスじゃない?」 色々な友達が親身で色々言ってくれる。 皆、本当にありがたい。 私の事を思って言ってくれているのだと思う。 ありがとう… デモ。。。 こういう事件があった。 マンハッタンで真夜中に帰宅途中の女性が襲われた。 女性は「Help!」と大きな声で何度も助けを求めた。 沢山の人が窓まで行って、何事かと下を見下ろした。 でも、誰も下に行かなかったし、警察に通報もしなかった(一人が一回したと言う説もある)。 女性は殺されてしまった。 この実験は大きなニュースになり、 問題視をした社会学者たちがこの事件をシミュレーションした実験を色々した。 そしてBystander Effect(傍観者効果)と言う集団心理を打ち出した。 これは、起こっている事件・非人道的な振る舞いに対して 目撃者の数が多ければ多いほど、自主的に助ける人が少なくなる、と言う実験結果だ。 私はこの事件とBystander Effectに関して読んだのは学部生の時だけれど、 その時に「私は立ち上がって助ける人になろう」と決めた。 ちょっと話しは変わるけれど、ここでMirror Neuron(ものまね細胞)の話を。 私がコップを持って口に運ぶ。 それを見ているあなたの脳のものまね細胞は まるで実際にあなた自身がその行動を行っているかのように反応する。 このものまね細胞が音楽家の脳には平均値よりもはるかに多くあるのだそうだ。 私は音楽家だからそうなのだろうか。 周りの人が嬉しければ嬉しいし、 周りの人が痛かったり悲しかったりしたら、何とか良くなってもらおうと思う。 今回私がストーカー退治に燃えているのは、他にも沢山被害者が居るからである。 ここでは今その事があまり書けないのだが、でも皆私よりもずっとひどい被害にあっている。 別れる別れないの修羅場の時、元婚約者は私が助けを求めるのを防ぐべく 「隠しマイクが付けてある。いつどこで何を言っているか、全部聞いているぞ」と言った。 私は(そうですか、それでは)と思って 警察や社会福祉に相談に行くときは所持品を全て別部屋に置かせてもらって話しをした。 大学に属していたのが幸いだった。 大学構内に警察も社会福祉も全て揃っていたから 「レッスンがある」とか「練習に行く」とか言って、 そう言う所に通っていた。 そうしたら尾行されたりもした。 そして「お前は嘘つきだ!信用が出来ない!気違い!被害妄想!裏切者!」とののしられた。 こう言うのは、後から知ったのだけれど結構よくある虐待パターンらしい。 私がそういうのを乗り切れたのは、私の大学が全面的・積極的にサポートしてくれたのと、 私の友達と日本人コミュニティーが、それこそ自分の危険を顧みずに 私が別れられるように必死で私を説得し、引っ越し荷物を運び出し、 演奏会がある時は総出で見張ってくれたりして、 私に時間と手間と愛情をかけて応援してくれたからである。 証拠を収集する過程で昨日、そのころ相談してもらっていた友達の日記を見せてもらった。 そしたら私との会話が全て書き出されてあり 日記に手書きで延々と箇条書きしてあるのである。 そしてどのように説得して私を別れさせようかと言う作戦が書き出してあり、 こう反論したら、こう言ってみる、とか、微に入り細に入り、なのである。 私がもう投げやりになりかかっていたころ、

悪者退治は自己治癒の道! Read More »