April 2020

コロナ日記㉙:上を向いて歩こう

英語が不自由な在米日本人シニアのために元気になる音楽ヴィデオを依頼されている。クラシックと、懐メロを…と言われて、自分のアイデンティティーというものを考察する。脳神経科学的に言えば、10代半ばくらいまでに聞いた曲と言うのは、脳の発達の関係で特に大事なようだ。しかも、例えば認知症になってもその頃までに聞いた曲の記憶が一番残るようである。と言うことは、懐メロと言うのは高齢者にとって本当に意味のあるものなのだ。でも、私が「リンゴの唄」?

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コロナ日記㉘:全てを忘れて作業に没頭

窓の外では防水着を着た人が走ったり、傘を差した人が歩いたりしている。「皆、雨でももう我慢できないんだろうね~。」と野の君に話しかけると、「僕は我慢できるよ」とケロリと返事が返ってくる。野の君はそう言えばもう5日以上外出していない。仕事に熱中して、ご飯も美味しそうに食べるし、全く気にならないみたい。

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コロナ日記㉗:雨続き。

「2週間は食料の買い出しも、薬局へ行くのさえ、可能な限り控えて」と言うホワイトハウスから出ているが、相変わらずスーパーの入り口には店内の人数を制限するために大抵いつも列ができている。でも並ぶ人の間にはやはり2メートル以上の距離があり、しかも皆マスクをしているので、とてもお互いに会話を始めるなんて雰囲気じゃない。コロナ日記を書き始めた時の列の前のおじちゃんーあの親し気に話しかけてきたおじちゃんも、今はマスクつけてむっつりと腕を組んで列に並んでいるのだろうか?

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コロナ日記㉖:雨時々晴れ。

ロサンジェルスは基本的に非常に乾燥しているので、ロスで嗅ぐ香りで日本が思い出されることはほとんどない。でも、今日、この山を見ながら一瞬、父の実家がある木曽の田舎の香りがした。今、帰るのが不可能だからこそ、日本に帰りたい。私は毎年日本に帰っているし、ホームシックにかかりやすい方ではない。でも今は郷愁に焦がれる。

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