February 2010

NJに帰って来ました。

NY州と言うのはとても大きく、ローチェスターからマンハッタンまで電車で7時間近くかかります。 でも、私は乗物に乗るのはとても好きだし、特に電車はとても好きで、今日の旅も楽しみました。電車、特にヨーロッパの電車や今日乗った、アメリカ中を走り回るAmtrackはとても快適。私が乗ったのは普通料金の所ですが、それでも椅子と椅子の感覚は飛行機のファースト・クラス位ゆったりしていて、しかもリクライニングも、膝下を休めるための椅子の下から「パカッ」と上がる奴も在って、ほぼ水平になれます。枕も貸してくれるし、大抵満席ではないので、となりは誰も座らず、2席使って熟睡できます。それにこのルートはハドソン川沿いを走るので、雪景色の対岸と、凍った川が南下するにつれ、段々と氷のかけらの浮かぶ川になって行き、面白い。 私は音楽史の教科書を読みながら、ダイニング・カートに行って一番安かったカップ・ヌードルを食べたり、眠ったりして、とてもゆったりとした旅をしました。 3日後にもう一つ本番があります。今日はゆっくり寝て、明日から準備再開です。

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Rochester, NY

The whole NY state is experiencing an unusual amount of snow. Some weather stations called this the "snow hurricane". A whole bunch of flights to NY were canceled yesterday, when I flew from LA to Rochester, but thankfully, I made it in time. My business here will be finished tonight here at 10pm, and I

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自分を信じる。運命も信じる。

そう言えば、今年の目標は「信じる」と言うことに決めたのだった。 私は今、ちょっと人生の分岐点に居て、メールの一通一通、小さな決断の一つ一つがこれからの将来を大きく左右するような気持ちで、時々息が苦しくなってしまう。でも、最終的にどこに落ち着こうが、私は音楽家で、これからもずっとピアノを弾いて、音楽を通じて色々な人と通じ合い、自分の意識や感覚を深め、広げ、そうやって生きていく。 だから、大丈夫。 私は自分の意識だけでなく、意識下も信じる。練習したくない時は、きっと静かに意識下で復習が必要な時、それかマンネリを避けて、新しいインスピレーションを探す方が自分の演奏に効果的なんだ、と自分を信じて無理に練習することは辞める。私は、3歳の時からもう何十年もピアノを弾いてきた。その経験と言うのはきっと自分で自覚するよりもずっとずっと沢山のことを私に教えてくれたはずだ。眠い時は寝て、休みたい時は休み、食べたい時に食べて、そして弾きたい時弾き、練習したい時はしたいように練習する。自分を全て肯定して受け止めてあげよう。 先週、小学校を回って出張演奏会でオーケストラを指揮した時、自分の邪念の無さにびっくりした。どう評価されているかと言うことよりも、兎に角目の前に在る音楽を実現することに没頭して、とてもすがすがしい気持ちだった。それは私が指揮に生活の糧や、将来をまだかけていないから、と言うことも勿論在るし、まだ目新しいから無我夢中になれる、と言うこともあると思う。でも、ピアノで、どんなに自分の将来がかかっているオーディションでも、この境地に達することが出来たら、私は本当にツワモノになれるなあ、と思う。そう言うツワモノになりたい。ピアノの前に座って演奏する時は、どう言う聴衆、審査員の前でも、とりあえず音楽のメッセージを伝達することだけに専念できるような音楽家になりたい。 そう言うふてぶてしさ、信念、したたかさを習得するための、これはトレーニングの機会だ。そして私はそういう切磋琢磨の恩恵を被るだけの経験と成長は遂げている。 明日から東海岸に行ってきます。しばらくブログの更新は出来ないかも知れません。

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頑張っている。

私は今、頑張っている。 どうやったら上手くなれるのか。 どうやったらより良い音楽家として、コミュニティー貢献できるのか。 この前「聴いて」と意見を求められて、とても嬉しかったし、実際彼らをより良い演奏出来るように助けられたと思うし、その経験全てがとてもポジティブだったので、私も他の人に意見を積極的に求めることにした。今日、意見を求めたのは打楽器奏者のケイティー。リズムでほとんどすべてを勝負する打楽器奏者がピアノのレパートリーをどう言う風に聴いてくれるか、どう言う意見を言ってくれるか、とても興味があった。そして期待を違えず、凄く良い経験だった。打楽器奏者と言うのは楽器奏者の中では「職人」、「縁の下の力持ち」のように見られがちだ。でも、色々な種類の楽器を演奏しなければいけないし、音響や、物理や、色々なことを考察して、そしてほとんどリズムだけで勝負をする。普通のピアニストでは考え付かないような視点から、とても的確な指摘をしてくれた。面白かった。 打楽器奏者や、金管楽器奏者と言うのは、技術や肉体的要素(肺活量とか力とか)で価値が決められるようなところがある。3歳でレッスンを始めるピアニストに比べ、肉体に成長していないと演奏不可能だから音楽教育が始まるのが遅い、と言うこともあり、技術性よりも芸術性が重要視されるピアニストやヴァイオリニストよりも、どちらかと言うと職人的な扱いを受けやすい。だから、打楽器奏者、しかも私にとっては下級生に当たるケイティーにレッスンを頼む、と言うのはケイティー自信びっくりする出来事だったようで「頼んでくれて光栄だった」とまで言われてしまった。でも、私は本当にケイティーから今日、多くのことを学んだ。そう言う偏見と言うのは、皆の日常、学習を少し貧しくしているなあ、と思う。もっと発想を自由に、もっと貪欲にお互い学びあい、刺激し合い、向上し合おうよ!と思う。 今、私は正念場だ。毎日の練習がちょっとプレッシャーを感じる。でも、邪念を払って、音楽に集中しよう。余り、他のことは考えないで、とりあえず音楽を通じて自分を出し切ることに専念しよう。

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信頼されて、嬉しい。

今日、練習していたら遠慮がちに練習室のドアがノックされた。 「明日メンデルスゾーンのピアノ三重奏を演奏しなければいけないのだけれど、どうしてもしっくり来ない。もし時間があったらちょっと聞いてくれませんか?」 余り友達づきあいの無いヴァイオリニストだったのだけれども、凄く嬉しかった。特に、丁度この夏私がタングルウッド音楽祭でエマニュエル・アックスにみっちり仕込まれたハ短調の三重奏だったから私も自信を持って伝授出来ることが沢山在ったし。三人とも凄く喜んでくれて、とても良く反応してくれて、最後に三人が一人づつハグして、感謝してくれた。また、聞かせてくれるらしい。この頃何だか生徒同士の弾きあいっこが以前より少なくなって、寂しかったのだ。私がより「先輩」になったから距離が出来た、と言うのも在るかも知れないが、でも他の人たちもそんなにお互いの演奏について意見交換を活発に行っている様にも見えない。私が入学した四年前は60人だった全校生徒が今では120人で、そう言う拡大につれて連帯感と言うのが薄まるのはしょうがないのかも知れないが。。。そういう中で、私の意見を求めてくれるのには、少し勇気が要ったと思う。私こそ、感謝したい気持ちだった。私自身、エマニュエル・アックスのレッスンの良い復習にもなったし。

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