March 2010

キャンプの復習とこれからの予習

私がこれまでキャンプに出かけた国立公園は、ロサンジェルスから車で2~3時間の所にあるジョシュア・トリー国立公園やアンザ・ボレゴ国立公園でした。砂漠系で、ちょぼちょぼ草木が生えている感じで、干え上がった川の後をどこまでも歩いたり、昔滝が在った絶壁でやまびこを楽しんだり、そう言うキャンプでした。でも、今回は少し遠く、カリフォルニア州のずっと北、サン・フランシスコ近くまで4~5時間ドライブして行ったBig Sur 国立公園は海辺沿いの公園で、針葉樹や色々な草木が茂っている中突然絶壁の向こうが海だったり、色々な川や滝があったり、ずっと「豊かな自然」と言う感じがしました。アザラシや、スカンクや、リスやカモメなど沢山の生き物との遭遇も在ったし、色々な花や鳥の声や水の音に囲まれて、兎に角気持ち良かった。今回の一番のビッグイベントは川越えです。まだ朝晩が凄く冷え込むし、今回は少し強行軍でキャンプの前後のスケジュールがとても過酷だったので、チャンと寝れるようにテントではなくキャビンを予約したのですが、このキャビンに着くまでに車で橋のかかっていない川を運転して越えなければ行けず、ジープでも無い、普通の乗用車で行った私たちはちょっとビビクリました。でもこれはチャンと川の中に舗装がしてあって一度通ったらただ物珍しくて楽しかっただけだったのですが、もう一つの川越はちょっと怖かった。国立公園は自然保護地でも在り、訪れた人々の為に奇麗にしては在るのですが、自然保護が一番の優先です。マスの産卵の時期に当たったようで、マスがチャンと川のぼりが出来るよう、川の橋を撤去してあったところが在って、私たちはどうしてもその川の向こうに在るビーチに行きたかったのです。始めから公園の管理人さんたちに「川越は無理ではないけれど、水は冷たいし、かなり深い。太ももまではつかる覚悟で、靴とズボンは脱いで渡ってください」と警告されていたのですが。。。砂浜に行く時は、ただ水の冷たさに息をのんだだけでそれでも大騒ぎしながら、普通に越えたのですが、ビーチで遊んだ帰り、同じ川を越えようとした時、水域が随分高くなっていることに入ってから気がついたのです。 でもその時はもう川はすでに半分越えていて、「もう進むしかないよ!」と私は声高らかに宣言して、皆を引っ張るつもりで一人でぐんぐん進み始めたのですが、川の勢いが強く、向こう岸に垂直に進んでいるつもりがどんどん流されて、斜めに歩いていたのです。皆が後ろで大騒ぎしているので、やっと自分でもそのことに気づき、パニック!そしてパニックしたから余計足元があやしくなり。。。あそこで転んでいたら、かなり流されていたところでしたが、でも幸い、私は足腰にチャンと力が入って踏みとどまり、胸まで水につかってしまったものの、無事でした。そして私が無事に渡ったのに勇気づけられて残りの友達もちゃんと渡りきったから良かった。あそこで砂浜に残されて一晩明かすのは苦行だったと思います。 後で、皆で大笑いしました。  今回キャンプで学んだこと; 1)「なせば成るし、思い切ってやってみると大抵のことは楽しい」 2)「冒険している時足元ばかり注意していると、余計危ない。周りにもチャンと注意を払いながら進んだ方が肩の力も抜けるし、ずっと楽しいし、足元の危険と周りの危険の両方、バランス良く注意を払える。これは初見の時、楽譜ばかりにらんでいても逆効果なのと同じ。楽譜と鍵盤と交互にバランス良く注意を払って初めてちゃんと音楽も耳に入ってくる。楽譜ばかりにらんでいると、どうしても変な力が入ってしまいに全然聞けていない状態になってしまう。」 なぜこれから強行軍かと言うと、来週からコルバーンの入学試験が在るからです。私はオーボエや、クラリネットやバスーンやチェロの伴奏に駆り出されて20人位の人と一緒に一回のリハーサルとオーディションを弾かなければいけません。一人大体2曲から3曲弾くので、私は今楽譜の山に埋もれそうです。でも色々なピアノ以外のレパートリーを沢山つまみ食いするのも、それなりに楽しいです。 1)「好きこそ物の上手なれ」子供の時に面白い本が辞められなくて、お母さんに叱られてもトイレに行って中でこっそり(夜遅くとか、練習しているはずの時間とか)に夢中で読んでいた、あの夢中さを練習で再現すればどんどん譜読みがはかどるはず!(次はどうなるのか)と言うワクワクした気持ちをそのまま譜読みに投影させよう!

キャンプの復習とこれからの予習 Read More »

無事、帰って来ました。詳細は明日

ただ今、午前一時を回ったところです。二泊三日の国立公園めぐりの旅を終えて、帰ってまいりました。大変楽しい旅でした。美しいものを沢山見て、沢山の山、川、海辺を探索し。。。と書いているうちに眠くてめまいがしてきたので、寝ます。詳細は、また明日。 とりあえず、けがも無く、大変リフレッシュして、少し日焼けして、無事戻って来ました。

無事、帰って来ました。詳細は明日 Read More »

キャンプに行ってきます!

突然、明日から友達と連れ立ってキャンプに行ってくることに決めました。 カリフォルニア州はハリウッドがあったり、ロスの空気汚染はアメリカ一だったりしますが、同時に凄く広大な州でもあり、沢山の国立公園があって山あり、谷あり、川あり、海ありの州です。私はロスに来てから初めて、テントを立ててする本格的なキャンプに出かけました。凄く楽しくて、チャンとしっかりとした寝袋も購入し、今回のキャンプは5回目です。明日から二泊三日で行ってくるのは、Big Surと言う国立公園です。4~5時間のドライブで着く距離で、ジョン・アダムスはその雄大な景色に触発されて、「Big Sur」と言う曲を書いています。 皆で一緒に食料品や、燃やす薪や、サンダルや、必要なものを購入して帰って来て今午前1時前です。明日は6時出発なので、もう寝ます。

キャンプに行ってきます! Read More »

読書の日曜

昨日はアイス・スケートもしたし、その後お友達と美味しい中華を食べにかなり遠くまで出かけたりととても活動的な一日でしたが、今日は朝練習、昼ちょっと日常品の買い物に出かけた以外は、ひたすらジョージ・オーウェルの小説、「1984」を読みふける一日でした。そう言えば先週の日曜日は村上春樹の「1Q84」の上巻を読んで一日過ごしたなあ、と思い出します。まだロスに戻って来て一週間しか経っていないなあ。その割には色々やったし、色々在ったなあ。 「1Q84」の上巻は一人で読んでいて段々悲しく成って来てしまう小説でした。ジョージ・オーウェルも始めはそういう感じで、実はちょっと恐る恐る読み進めていたのですが、途中から一気に希望的観測が出て来て、今ちょっと中断してブログを書くのももったいない感じ!今日は読み終えるまで眠れないと思うので、ブログはここで終えます。 ジュリア、と言うキャラクターが素晴らしい!

読書の日曜 Read More »

アイス・スケート

今日は学校の友達と連れ立って、近くのスケート・リンクでアイス・スケートをしてきました。 フィギュア・スケーターで現在外交の仕事もしているミシェル・クワンの家族が、もっとフィギュア・スケートの訓練を身近に、お手頃に、色々な人が参加できるようにしたい、と開設した施設です。入場料が9ドル、スケートのレンタルも3ドルととてもお手頃で、しかもスケート靴も、アイスの状態もとても良い、と勧めてくれたのは、私の友達のポーリーン。ピアノと政治科学のダブル専攻をしながらさらに競泳も、フィギュア・スケートもこなし、その上ホワイト・ハウスで夏のインターンシップをしたり、ヒラリー・クリントンの選挙中のお手伝いのインターンに選ばれたりするスーパーウーマンに強く勧められたら、断れません。(転んだら、手は大丈夫かな)とちょっと懸念はしたけれど、ポーリーンはほぼ毎週行っているらしいし、それにこの前のオリンピックの女子フィギュアを見て私もかなり触発されていたので、誘惑には勝てず、行ってきました。 結果は自画自賛ですが、自分でもびっくりするほどスイスイ気持ち良く滑れたのです! なんでだろう。 かなり昔の話ですが、NYのセントラル・パークでもスケートしたことが在るのですが、その時は(転んだらどうしよう)と思えば思うほどすってんすってんと見事に転び、そのたびに周りに居る優しい好青年達が助け起こしてくれるのですが、しまいには「あれ、君はさっきも助け起こしたよね?」と、その優しい好青年たちまでが思わず言ってしまうくらい、転びまくったのです。あの時に比べて私はこのごろ随分運動するようになったし、腹筋と背筋が発達させ、重点を落とし、上半身の力を抜いてピアノが弾けるように、と努力した結果スケートも簡単に滑れるようになったのでしょうか? でも、スケートと言うのはかなりの運動量の様です。スイスイ滑れば歩くより楽な様な感じがしますが、ぐるぐるリンクを回っていると身体がどんどん火照って来ます。初心者達は主にリンクの外側をぐるぐる回り、真剣にフィギュア・スケートの練習をしている子たちは真ん中でダブル・アクセルとか、スピンとか、本当に見事にやっているのですが、ただリンクの周りを滑っているだけでこんなに身体が熱くなるのに、技をやってのけるのはどれくらいのエネルギーを使っているんだろう、と感心しました。 何にせよ、とっても気持ち良かった。ミシェル・クワンのお父さんにも褒められたし。本当に重力とか、空気の抵抗とかから全く自由になれた、非日常的な感じがしました。

アイス・スケート Read More »