September 2011

自然栽培の野菜

今日は朝、図書館リサーチ方のクラスと、中世の音楽のクラスがあり、午後には自分のレッスンが在った。今週末の二回のゴールドベルグ演奏を終え、頭を切り替えるために、今日のレッスンには新曲を持っていくことを自分に課したので、昨日(月曜日)と今日のレッスンまでの時間は久しぶりに寸暇を惜しんでがりがり練習した。 そのレッスンも無事に終わって、夕方の5時。 火曜日の3時半から7時まではライス大学のキャンパス内で、地域の農家の方が自然栽培の農作物や、自然飼育のお肉、それを素に作ったお惣菜、パン、お菓子などの出店が多数でる、Farmer’s Market がある。値段は高めだが、何より無農薬の自然栽培だし、それに農業までが大量生産化する中で、こういうローカルの自然栽培農家を支援しよう!と言う雰囲気はアメリカ中に広がっている。私も毎週の様にソコに通って、ロッカーに入れておくお菓子とか朝食に食べるパンとか買っているが、いつもそのまま学校に残る事が多いため、野菜や肉は購入しにくい。今日は頑張ったご褒美に一回お家に帰ってチャンと夕飯する事にして、トマトやピーマンや、長ネギや果物など、皮付きで生で食べる事の多い野菜を選んで買った。ちなみにプチトマトが人かご4ドル、長ネギの束が3ドル、西洋梨が5個で4ドル、そして卵(自然飼育)が12個で4ドル、ピーマンは小粒が9個で2ドルである。このピーマンとトマトを家で早速食べたら、本当にびっくりする美味しさなのである。今まで私が食べていたプチ・トマトは私をずっとだましていたのね!と言う感じの濃密な味、香り高さ。ピーマンも本当に彼出身の、青々と見渡す限り彼の親戚が生い茂る農園が思わず脳裏に思い浮かぶ様な素晴らしさ。 贅沢なサラダを食べた。 私は今まで「贅沢」と言うのは、おしゃれな外食の事だと思っていた。しかし、こういうのを「贅沢」と思える自分がちょっと誇らしく、自慢したい気持ちで、食べながらブログしました。 とても元気になってしまった。

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博士課程の結婚事情

昨日のゴールドベルグもとても上手く行った。聴音のクラスから2人も生徒が来てくれたし、ピアニスト仲間、指揮仲間と結構にぎやかな会になった。 その後、Charles Halkaの作曲リサイタルに出演 -そして打ち上げのパーティーはCharlesと彼の妻が新しく購入した家のお披露目パーティーの意味もあって、彼ら夫婦の親戚も沢山集まったとても盛大なパーティーになった。沢山のサラダやフルーツやチーズやパンが振舞われ、デザートには巨大で美味しいチョコレート・ケーキも!久しぶりにゆっくりとした歓談のときをみんなで楽しんだのだが。。。 帰りの車の中で、他の博士課程の女の子たちと話題になった。 「博士課程やってる男子生徒は大抵結婚していて、奥さんにすごいサポートしてもらってるよね~」 「でも女子で博士課程やってる子はみんな独身だねえ~。女子も結婚したらだんなに同じくらいサポートしてもらえるのかね~」 「いや、それは無理だね。。。」 Charlesのパーティーは奥さんの大奮闘が無かったら絶対不可能だった物だ。しかも奥さんはリサイタルのヴィデオ録画から何から、全て一手に引き受けて、そして演奏終了のその瞬間にカメラを片付けてお家にすっ飛んで言ったのだ。さらにCharlesと彼女の奥さんはHouston一帯に親戚が沢山居る。彼らも多いにパーティーにも新居を探すのにも協力している。 私はアメリカは親戚も家族も彼氏さえも無しのまったくの独り身。。。 う~ん、私も奥さんが欲しいなあ。 (欲しいのは男性の奥さんです、注) いやいや、そんな事をいっては罰が当たります。 私は健康にも、素晴らしい友達たちにも、最高の勉強の環境にも恵まれているんですから! 前進あるのみ!!

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最高な一日!

今日は本当に素晴らしい一日だった。 明日も盛りだくさんだし、早寝を目指しているのだが(現在夜10時50分)、この日の事を記録せずに寝てはもったいないくらい素晴らしい一日だったのだ。 まず、朝の指揮。 たかが4分ほどの曲を10分ほどリハーサルさせて頂いただけなのだが、もう指揮をしている最中から気持ち良くて鳥肌が立って、「至福」と言うのはこういうことを言うのか、と実感するような10分だった。オケが私を一生懸命見てくれている。一緒に音楽をしている。そして私はその真ん中に立って、音に包まれて、音を引っ張ったり伸ばしたり、なんだか宇宙をこね回しているような、物凄い感覚!本当に度肝を抜かれる様な体験だった。 その後の昼食。 「農園から食卓へ」と言ううたい文句の自然志向のレストランで、清潔感たっぷりの、真っ白いテーブルクロスが日光を反射してまぶしいような内装のところ。そこで、アヒルを頂いた。5つのハーブをすり込んで焼き、カレー風味のソースをかけて、焼き温野菜(かぼちゃ、たまねぎ、セロリ、など)の上に乗っけてあるメインと、デザートを頂いたのだが、このアヒルの焼き加減(肉汁が、ナイフを入れるたびにドッと出てくる感じの焼き具合)、温野菜の甘さ、全てが最高!そしてデザートも日本のケーキの様に甘さ控えめで上品で、しかも奇抜!バナナの上に飴をかけてそれを焼いて焦がし、チョコレート・ムースの上に乗っけた物を、カリカリのクッキー地で包んである物や、たっぷりの胡桃を入れて焼いた甘めのパンをフレンチ・トーストにして、その上にしょうがで固めたオレンジの皮をあつらったもの、さらにホワイト・チョコレートをウィップ・クリームの用にほわほわにして、それをラズベリーやブラックベリーと食べる物、の3点。日本語で多いに語りながら、ゆっくり時間をかけて頂きました。お肉も自然な環境で育ったお肉たちで、本当に美味しかった。 そして夜はゴールドベルグの通し。明日の正午にもやりますが、今日は本当に良かった。聴音のクラスの生徒が一人来てくれていたのですが、泣いて喜んで、ハグをしてくれました。自分でも気持ちよく弾く事が出来ました。 こんなに良い日に恵まれるなんて!

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今週末は盛りだくさん!

今週は、先週末のリサイタルに始まって、火曜日の中世音楽の試験、それに続くもろもろで怒涛の様に過ぎて行った。いつもその日暮らしで、次の日の宿題を夜遅く始める、と言った感じのアップアップで、深夜過ぎの就寝が続いた。今、夜の9時前―今日は超早寝をするつもりである。 今週末も盛りだくさん! 明日は朝一で指揮をする! ライス大学には、音楽専科で無いけれど楽器をたしなむ人のためのオーケストラがある。「カンパニーレ」と言う名前で、土曜日の9時から1時までのリハーサル。年に4回、チャンと演奏会もする。その演奏会で今度、ラヴェルの「マザーグース組曲」の4番と5番を振る事になったのだ!明日が初リハーサルである。ワクワク。この5番目の「妖精の庭」と言う曲ががどんなに素晴らしい曲か、ちょっとこちらで実際に味わって見て下さい! http://www.youtube.com/watch?v=OXHq4NZ1zPU この指揮者は誰だか知らないし、背景の客席はがらがらだけれど、素晴らしいではないですか! 他にYoutubeでSimon RattleやAndre Previn, Myoung Wang Chungなどの有名どころが色々指揮しているのが見れるが、Simon Rattle のベルリン交響楽団の指揮はクライマックスの一歩手前で切れてしまうし、(録音を買えと言う事なのでしょう―この時のコンマスもヴィオラの主席も両方日本人!時代は変わったものですね)他のヴィデオも色々在って、私はYoutubeではこのヴィデオが一番好き。 そして、お昼は日本大使館にお勤めする2人の日本人女性と、クラリネット奏者の麻衣子さんと私で、お食事会!素敵なフランス料理やに行きます。とても楽しみ。 夜はゴールドベルグの演奏。この前の土曜日のリサイタルに生憎色々な都合で来れなかった人たちのリクエスト、さらに私の自分に対する名誉挽回! 日曜日は12時からもう一度ゴールドベルグを弾いて、2時半からCharles Halkaと言う作曲で博士課程の勉強をしている人のリサイタルに出演して、その後Charlesの開催する打ち上げパーティーに参加。 と、言うわけで今日は絶対早寝が必要なのです。

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進歩・進化

先週末のゴールドベルグの独奏会は、私としては不本意な出来だった。 この夏何回も演奏して、CD録音までした曲だから(もう大丈夫)と言う過信と気負いが在ったのかも知れない。 それでも喜んで下さっているお客様やお友達に言い訳や愚痴をくどくど言うのもプロ精神に反する、 と言うことで、頂く「おめでとう」や、褒め言葉に「ありがとう」と返すのがちょっと辛い位、 正直しょげていた。 でも、気を許した友達に打ち明けて励まされたり、先生にも 「主観と言うのは時としてあてに成らない。 君のゴールドベルグ・ヴィジョンはしっかり伝わったし、君の真摯な取り組みはやはり成果を挙げたよ。」 と言うお言葉にも勇気付けられ、 それに中世音楽の試験、他のクラスの宿題、などこのリサイタルのために後回しになっていた やらなきゃいけない事の数々に追われて、ここ数日が過ぎて行った。 そんな時。 今度の週末に「Round and Round」で出演する作曲家Charles Halkaのリサイタルのリハーサル中。 Round and Roundは今年の3月、一緒に選ばれたもう一人のピアニスト、ヴァイオリニスト、そしてチェリストと ワシントンD.C.の国会図書館で世界初演した曲である。 それ以来、譜面を見ることもしていなかったが、実は結構難しい曲なのである。 忙しくて譜を見返すことも無いまま、リハーサルに臨んだら、 3月には見えなかったその曲の色々な側面が生き生きと見えてきて、 難しかったパッセージも難なくこなせる。 私、成長していたんだなあ。 思いがけず、励まされた

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