音楽人生

金・土・日と全く違う演目で演奏するための準備

たまたまなのだが、毎週末複数の演奏を抱えている。 先週末はそれでも2回同じ演目で金曜日と日曜日に演奏しただけだったが、 今週末は金・土・日とそれぞれ違う演目・共演者。 昨日は土曜日と日曜日に向けてのあわせが午後に次々とあった。 今日は土曜日と金曜日に向けてのあわせが次々とある。 しかも、ソロ曲だってあるのである。 金曜日の演奏会はDiscovery Greenと言う公演での演奏。 雨天中止で,現在の降水確率は40パーセント。 降水確率にあわせて練習の優先順位が上がったり下がったりする。 こういう状況はまれなので、結構面白い。 これはKorean-American Society of Houstonが主催している催し物。 私は韓国人・日本人・中国人・台湾人と並んで共演して見せることに意義を感じるので、 電子ピアノである事、屋外である事、非常に忙しい週末である事、 全てを見越して受けた仕事だが、結構大変。 韓国の伝統楽器の演奏と共に、ガーシュウィンやピアツォラのタンゴなど、 世界各地の音楽を演奏する、と言う趣旨は良いのだが、 演奏者が各地から集まるのが今日! リハーサルは間に合うのでしょうか? 開けてびっくりお楽しみ!の世界である。 土曜日は麻衣子さんとの共演。 熊本復興支援のチャリティー、と言う事で ヒューストンの日本総領事ご夫妻や、日本人会の全面的な後援を受けてやる。 大変ありがたい。 麻衣子さんと演奏するのは、どういう状況でもいつも楽しみ。 日曜日はフルートの発表会の伴奏。 これはまあ、アルバイトだが、 でもピアノ合わせは初めてと言う3年生から 来年音楽専攻の大学一年生として進学する子まで それぞれリハーサルを要し、かなりの曲を弾く子も居る。 音楽は「音を楽しむ」と言う事を心して、 それぞれの曲、共演者、そして機会を愛でる気持ちを大切に、 今日も頑張ります! 今日は10時半からレッスンを教え、 11時45分から自分のソロ曲をレッスンしていただき、 16時から空港での演奏アルバイト、 そしてそれが終わったら19時30分から22時までリハーサル。 今日も充実!

金・土・日と全く違う演目で演奏するための準備 Read More »

心を合わせる=耳を澄ます。本番前の覚書。

今日の本番はRiver Oaks Chamber Orchestraの 室内楽〝Unchamber”のシリーズ、シーズンフィナーレ。 River Oaks Chamber Orchestraはアメリカ中から そのユニークな演奏会概念で注目される室内アンサンブルで、 創始者のAlecia LawyerはMusical Americaの 「もっとも影響力のあるアメリカの音楽家50人」の内30位目に選ばれている。 2005年に始まって以来54曲の委嘱作品を世界初演したり、 子供を持つ親が気兼ねなく演奏会を楽しめるように 演奏会中に保育所を設け、その中で音楽に関する子供向けのクラスを行ったり、 色々な工夫で、地域に浸透した、聴衆が楽しめる音楽創りを目指している。 そのAleciaがオーボエ、そして副芸術監督を務める主席ヴィオラ奏者のSuzanneと 三重奏で出演させていただく。 オーボエとヴィオラとピアノと言うコンビネーションは珍しい。 発音も、音色も、奏法も全く違う3つの楽器が 音をまじりあわせて一つの曲を作ると言うのは、 例えばもっと一般的なヴァイオリンとチェロとピアノの三重奏よりもずっと大変。 オーボエは信じられないような小さな穴に すごいプレッシャーで息を送り込んで発音させる。 だから発音は破裂的と言うか、出るときは「パッ」と出る。 そして音は基本的にまっすぐ。 大してヴィオラは弓の最初と真ん中と最後では自然にうねりが出来る楽器。 弦楽器の中でも特にその傾向が強い。 そしてピアノは言ってしまえば打楽器。 これ等の異色な音を溶かして一つの音楽を作り上げるためには 音響と、タイミングを上手く使う、と言うのが現実的な言い方だが、 しかし音響なんて言うのは部屋や、 その日の気温や湿度、それに影響される楽器の調子で一々微妙に変わるし、 タイミングだってお互いのその日の気分や、 お客さんの息遣いなんかで変わったりもする。 計算して前もって準備しきれるものではない。 それで最終的に、一番基本的な「聴く」と言う事に落ち着くのだ。 邪念を捨て、お互いを信頼し、音楽を愛で、 一緒に鳴らしている音、共鳴している部屋、そしてその周りの全てを、聴く。 聴いて、それを包容力を持って迎える。 本番前の覚書、でした。 良く聴いて、楽しんで弾いてきます。

心を合わせる=耳を澄ます。本番前の覚書。 Read More »

こういう日もあります。

朝6時起床。ちょっと走り、シャワーを浴びて、朝ごはん。 ふかしイモと、グレープフルーツと、ヨーグルトとバナナ。 朝9時から個人練習。 先週土曜日の独奏会の復習練習、21日に弾くソロの練習など。 10時から麻衣子さんと5月21日のリハーサル。 12時で切り上げてお昼を急いで食べる。 ローストビーフサンドウィッチと、野菜サンドウィッチと 手作りポテトチップスと、ポテトサラダ。 麻衣子さんとはいつも楽しい。 13時から15日のリハーサル。 14日に老人ホームで訪問演奏をするはずだったのが、手違いで13日に。 貴重なリハーサル時間が若干その打ち合わせにとられてしまうけれど、 でも時間が少ないから余計集中した、充実したリハーサルになる。 手ごたえあり。演奏会が楽しみ。 14時半過ぎにやっと出て来て、空港に向かう。 今日は空港で演奏する日。 15時半に、車でお昼の残りで今日最後の食事を済ませる。 16時に演奏開始なのだけれど、警備を潜り抜けたり、ドレスに着替えたり、 15時半には空港入りしないと間に合わない。 16時から45分の演奏を3セッション。 昔の学友とびっくりの再会があったり、 足を止めて聞いてくれる人のリアクションが面白かったり。 ジョップリンも、リストのハンガリー狂詩曲も聞いてもらってなんぼの曲。 空港で毎週演奏していると、色々つかめてくる。ありがたい。 麻衣子さんとも、21日のためにリハーサルを始めたYork Bowenを弾く。 この曲です。 空港の演奏を楽しく終えて帰り道、 突然20日の演奏会の曲を何も準備していないことに気が付いてしまう。 7時半に帰宅後は、今日初めてコンピューターを開きメールの返信を済ませた後、 20日用の山の様な楽譜をプリント…中にインク切れ。 …大丈夫なのだろうか。 大丈夫です!頑張るから。

こういう日もあります。 Read More »

これからのスケジュールにちょっと圧倒され気味です…

これからほぼ毎週末2回以上の演奏がある。 しかも、毎週末、違う新曲を数曲弾いている… ソロ・リサイタルが一番ピアニストとしては大仕事が終わって、 それが終わったら室内楽中心だから、ちょっと楽だぞーだ思っていたのが間違えでした。 しかも、今週は引っ越し。 新居にはNJから引き取ったピアノを入れるため、カーペットの手配や色々やることが… そして毎日数時間のリハーサル。 そして、教え… でも、大丈夫! 私には沢山の協力な助っ人が居るし。 毎日、時間を大切に頑張ります!

これからのスケジュールにちょっと圧倒され気味です… Read More »

本番翌日:走る!絶食!論文!メール!

ずっと、このリサイタルを弾き終えたら一日ピアノから休息しよう、と決めていました。 手の疲労も心配だったし、久しぶりにピアノ一色の日々を送って頑張ったし。 本番の後の夜は眠れません。 寝入りはバタンキューなのですが、 丑三つ時に必ず目が覚めて数時間は起きている羽目になる。 久しぶりに読書をしました。 今朝は寝坊! 昨日の楽しい打ち上げで美味しいイタリアンと赤ワインを暴飲暴食してしまい、 満腹で目が覚め、落としたはずの体重は全く元の木阿弥! と、言う事で今日は健康な一日宣言! Galvestonと言うヒューストンから車で一時間南に行った海岸街で まず4キロほど海岸を走り、それからスタバでお勉強。 溜まり切っていたメールの返信に2時間ほどかかってしまいましたが、 その後久しぶりに論文用のリサーチをしました。 スタバで4時間ほど粘った後は、また軽く3キロ位走ります。 それでもお腹は空きません。 (お、このまま今日は絶食日か~)と思っていましたが、 夕刻の帰宅時にはやはりお腹が鳴り、お蕎麦と納豆で夕食。 その後は今週に備えて、食材の買い出しとぬか漬けの仕込みをして、今日は終わり! 今週は来週末の本番に向けてほぼ毎日リハーサルです。

本番翌日:走る!絶食!論文!メール! Read More »