最近共感した言葉、その二

「新しい楽器や、新しい音響の中で弾く、と言うのは、新しい共演者と弾くのや、 初めて会った人と会話するのと一緒だね。 向こうが投げかけてくるものを、どう一番良い方法で活かすか、 絶えず耳を澄ましながら、臨機応変に対応して行く」 これは、今私が在籍するコルバーン音楽学校での学友、ライアン君がある日言ったことだ。 もう数年前に言われたことだが、何かにつけて思い出す。 そうなのだ、あまり「こう弾きたい」と言う固定観念に囚われ過ぎると その時の状況、パートナーを一番活かした演奏ができなくなってしまう。 でも、別の時ライアン君はこんなことも言っていた。 「演奏する時は、すでに描いた絵を提示するようなつもりで曲を弾けば、 上がらないんじゃないか、と思うんだけど。 練習のプロセスにおいて、すでに自分の中で曲は完成しているはずなんだから、 ただそれを再現すればいい、と思えば簡単じゃない?」 この言葉も良く思い出すが、こうやって並べてみると、ちょっと矛盾しているような気もする。 う~ん、ライアン君。。。 ちなみにライアン君は私よりもうんと年下のピアニストですが、 18にすでに大学の学位を最優秀成績でゲットしてしまい、そのあとコルバーンに来たツワモノで 私は密に一目置いている。 今日は次の様なスケジュールでした。 9-10:30      練習 10:30-11   図書館で伴奏する曲の歌詞を訳し、録音を聴く 11-11:30   リハーサル 11:30-12:30 歌のコーチング 1:00-2:00  ボランティア主催のランチにお呼ばれする。 2:00-3:30  練習 4-6       メンデルスゾーンのトリオ、リハーサル 6-7:30    夕食、インターネット 7;30-10   練習、友達と弾きあいっこ 10-11    メンデルスゾーンのトリオ、リハーサル ここしばらく、練習する気になれなくて、次第に焦燥感が募ってきていたけれど 今日はかなり乗って練習ができて、とても楽しかった。 このまま日曜日の演奏会に向けて、調子を向上できればいいな、と思います。 日曜日は、変な時間ですが、毎週朝の10時に研究生による演奏会があり、 私は今度の日曜日にルーカス・フォスのソロの曲と、メンデルスゾーンのトリオを弾きます。 トリオも、ずいぶん急ピッチですが、熟してきました。

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