October 2015

有名になりたい!筆は剣より強し!音楽は鉄砲より強し!

今までは、有名になりたい、とは思わなかった。 宮本武蔵のようにピアノの道を極めよう、 結果はついて来れば良し、ついて来なければそれも良し、と思っていた。 と、言うかむしろ 「自分は好きな曲が好きな場所で好きな人たちに好きなように弾けて、 イメージの問題とかとやかく言う人もいないし、 他の人の生活も自分のキャリアにかかっていないし、 気楽で幸せ!」と思っていた。 でも今回のストーカーの一件があって、 社会福祉の人にお世話になったり、検事の事務所で何時間も待ったりして 色々なつらい目にあっている人たちの話しを聞いたり、人生を垣間見たりする機会があった。 私は正義感が滑稽なくらい強いので 「これは社会福祉のお仕事を始めますか」 と思っていたら 「そんな事するより、有名になってもっと世論に影響力を持て!」 と言ってくれる方があった。 その時はそんな事可能だと思わなかったし、あまりにも想定外で 「こ、この人は…何を言っているんだ…」と思った。 でもストーカーの一件はどんどん発展して行って 正義感以上に想像力がたくましい私は 「これは…今まで安全だったのが非常にラッキーなだけで、 彼の過去の被害者と同じようにボコボコにされてしまうかも知れない。 いや、私はかなり積極的に泣き寝入りをしない覚悟だから、 これはもしや…消されてしまうかも!」 と非常に大げさに自分の中でドラマ化して 「きっとワイドショーに取り上げられる写真はこれだ。 あ、このYouTubeヴィデオも流されるかな…」とか、 それでも何故か楽しい方向に想像が走っていった。 (ほれ見ろ、ストーカー! 日本語だけど、こうやって色々な可能性を紹介してやったぞ! これでも来る気があるなら、来てみろ! 自動翻訳ソフトができるだけ的確に訳していることを願いつつ。) そう言う風に想像している最中にはた、と思いついたのだ。 私の知名度を上げれば、結果的に自分の安全性が高まるのでは? そして、私の事件の認知度が高まれば、ストーカーはもう絶対手が出せなくなるし、 副作用的に弱い者いじめに対する関心も高まるのでは? 私はラジオでもテレビでも色々収録しているし、YouTubeも結構ある。 ソロ・アルバムも六枚出しているし、 アンサンブル録音とか、アルバムの一部のトラックに出演とかも含めると 8枚は絶対、もしかしたらそれ以上ある。 ブログも最近、そう言う意識が少しあって 今までより気合を入れて書いてみたら読者数が一気にアップした。 (ありがとうございます!) 一般の人よりはすでに素材が揃っている。 それにまあ、人前に出ることがやっぱりある程度好きだから クラシックピアニストなんていう職業選択をしたんですし。 夢物語のようですが、まあ、想像していると楽しいので。 ああ…読者の中にはこれを読まれて 私の安全を気遣って苦しい思いをしている方もいらっしゃるだろう。 家族のみんな、大丈夫だよ~! 身の安全には十分気を付けているし、今は論文と練習でほとんど隠遁生活だよ~。 お友達も同僚も、皆本当に感謝しきれないほどサポートしてくれているし、 警察とか社会福祉の人も、真剣に色々やってくれているし、 こういう状況下ではこれ以上在り得ないほど、恵まれているよ~。 それに私は逃げ足が速いんです。 […]

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歌うが勝ち!

最近、カラオケをしている。 カラオケはやればいっつも凄く楽しかったのだけれど 「クラシックピアニストがカラオケなんて…」と言うイメージの問題とか、 なんでかな~、もう何年もやっていなかった。 しかし、ヒューストンの日本人社会ではカラオケが大流行! そして、皆びっくりするくらい上手い! 「NHKのど自慢、ヒューストンに来てください!」と思うくらい。 素人とは思えない。 そして、在外何十年とか、そういう人ばかりなのに、 「なんで?」と言うくらい皆、曲を良く知っている。 始めは恥ずかしかったし、遠慮もあって、 キャンディーキャンディーとかアニメの短い歌を歌っていた。 (と言うか,キャンディーキャンディーは短いと思っていたら歌詞が3番まであった)。 でも、段々すごく楽しくなってきて 「ぎんぎら銀」とか「ルビーの指輪」とか「ギザギザハートの子守歌」とか 思い出し始めると、ぞろぞろ思い出す! そして声もどんどん出てくる! 楽しい。歌を大声で歌うってなんて気持ちが良いんだ! それで思い出した。 私はいっつも本に読みふけるか、歌っている子だった。 と、言うか大人になっても歌っていた。 道を歩きながら鼻歌でも、シャワーで大声でも、 一人で留守番の時なんて、家じゅうを飛び跳ねて、踊りながら歌ったりした。 お風呂に入る時はいつも妹と二重唱をした。 学校で習ってきた合唱の曲とか、そう言うのを私が妹に教えて、 それで私が下のパートを受け持つのだった。 時々音程確認とかも、ちゃんとやった。 いつ、歌うのやめちゃったんだろう? 昔の人も良く歌ったらしい。 音楽史とか読んでいるとたまに、中世とかのそういう風景の記述があったりする。 仕事しながら、道を歩きながら、子供をあやしながら、 合唱したり、一人だったり、斉唱だったり、 兎に角どこでも歌っていたらしい。 後、踊るのも。 貴族も平民も、手をつないで輪になって踊り狂ったりしたらしい。 楽しそう… まあ、現在のアメリカではねえ。 色々な文化・宗教・言葉の人がそれぞれの歌をもっているから 電車が止まっちゃって、運転再開を待ちながらみんなが合唱なんてできないけれど。 でも、回し歌とか、したら楽しいのに。 そう言えば、ロサンジェルスの学友とは良く歌った。 台湾人と、アメリカ人と、日本人の私でハイキングした時、 中国語と日本語でそれぞれ歌を歌って、 歌詞の内容を想像してあてっこをする、と言うゲームをした。 皆でキャンプに行ったときは山道で車座になって 皆で和音を作りながら、一人ひとり音を一つずつ変えていって和声を進行させる、 そんなゲームを悪気もなく皆で大声でやっていたら 道行く人に「これは何かの儀式ですか?」と聞かれて、皆で大笑いした。 もう随分昔しの話しだが、私は合唱が趣味の弁護士さんと演奏を通じて知り合いになった。 マタイの受難曲とか、そういう古典を歌うグループに入っていらして、 とても張り切って、リハーサル風景の逸話とかを時々聞かせてくださった。 そんなある日、演奏会の一週間前に非常に優秀な女医さんでいらした奥様が 出勤途中に救急車に跳ねられて即死されてしまわれた。 噂になるくらい美男美女で、しかも二人共人望が高く、優秀で素敵なカップルだったのに。 その一週間後のマタイ受難曲の演奏会に、この弁護士さんは出演されたのだった。

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「だったらこうしてみれば?」

このヴィデオには本当に感動しました。 凄く色々書きたいのですが、もう疲労困憊。 昨日の夜はお友達沢山と多いにはしゃいで午前様、 今朝は朝の7時から日本のラジオ収録でした。 睡眠時間が少なくても驚異的な活動をしている人を多数知っていますが、 私はそうではありません。 寝ないと何にもできない。 それでも頑張って、自分に課している 「何があっても一日3時間ずつ練習と論文」と言うノルマは 形は何とかこなしましたが、どれだけ身になったやら。。。 寝ます! ヴィデオ、一人でも多くの方に観ていただければ幸いです。 私は2回観て、泣きました。

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暗譜演奏の起源・簡単だから暗譜する!?

昨日、「射撃場ー応戦の覚悟」と言うタイトルで、 私が射撃場で実際にハンドガンを撃っている瞬間の写真と共にブログをアップしたらば 読者数が倍増した。 ありがとうございます! けれども、これは長期戦なのです。 短距離型、集中・没頭型、単細胞人間の私には本当に辛いのだけれども、 この一件は多分捜査に一年、法廷で一年、少なくとも2年はかかる長丁場になる。 その間、私はこの一件だけに全てを集中することは出来ない。 それだってある意味、ストーカーとストーカーの起こした事件に負けることになる。 だってその間の自分の音楽人生を犠牲にすることになる訳だから。 私は自分の練習も、演奏も、演奏旅行も、論文執筆・博士号取得も、 今まで以上に続けていきます! そうすることで、ストーカーに勝って見せる! と、言うことで、今日は私の博士論文の大体のこれからの筋を。 第一章目はもう大体書き終わったのだけれど、 記憶と記録の反比例と言うテーマで、文学と比較検討しながら 即興演奏と暗譜演奏の反比例について言及しました。 記譜法が発展・確率し、印刷の技術、楽譜の市場拡大と言う風に 「音楽の記録」である楽譜がより多く配布されることによって 文字通りに楽譜を再現する、と言う行為が広まり、 それが暗譜と言う奏法へとつながっていきます。 第二章目では 「簡単だから暗譜する」と言う時代と現象について話します。 ピアノは、楽譜を見ると鍵盤が見えず、鍵盤を見ると楽譜が見えない構造になっています。 この事実一つを取っても、暗譜には利点があることが明確になります。 さらにこの時代の演奏会のフォーマットも、今に比べると奏者がよっぽど楽な形式でした。 演奏会などの娯楽は非常に乏しい時代です。 そう言うイベントがあると、老若男女、皆集まるんです。 来た人皆が公平に楽しめるように、この時代のショーはヴァラエティーに富んでいました。 一つの演奏会で、交響曲も、協奏曲も、オペラのアリアも、即興演奏も ぜ~んぶ聞けちゃうんです。 お子様ランチのように色々盛り付けて、 「嫌いな物もあるかもしれないけれど、少なくとも一品はすきでしょう」という感じ。 中には音楽演奏の合間にお笑い芸人や手品師や、 小さな劇団まで出演することもあったようです。 そうなると当然、いくらソリストとして出演しても、 出番も持ち曲も少ない。楽になります。 更に、当時は音楽に「崇高さ」や「複雑さ」を求める人は少なかった。 一般受けする娯楽性の方がよほど大事だったんです。 そうなると、曲そのものも即興演奏と間違われる様なものになります。 即興演奏と間違われる、と言うのはどう言うことか。 工程式に従った、奇抜性や複雑さに欠けるもの、と言う意味です。 ベートーヴェンがモーツァルトに会見を申し込んだときの有名な逸話がありますね。 ウィーンに来た若いベートーヴェンがモーツァルトの前で即興演奏をする。 モーツァルトは 「即興演奏のふりをしているが、これは前もって練習して暗譜した曲だな」と思い、 適当にあしらおうとする。 それを察したベートーヴェンが 「テーマをください。それに乗せて即興してお見せしましょう」 と申し出て、実際にモーツァルトをうならせ、認められる、と言う逸話。 この逸話は実は今では事実無根とされているのですが、 (オットーと言う筆者のモーツァルトの伝記に出てくる話しです。) 大事な事は、この時代は即興演奏と暗譜演奏の区別がつかなかった、と言うことです。 実際、同じ類の話しは他にも一杯あるんです。 ベートーヴェンの即興演奏に一番近いとされる曲が作品77の幻想曲。

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射撃場ー応戦の覚悟

言っておくが、私はアメリカの銃規制法には絶対反対である。 今、特にアメリカ社会で学校などでの銃乱射事件が多発して、 大統領選も近づいている中、論議の焦点が当たっている問題。 そのためにメディアが競って取り上げる、銃にまつわる数々の悲劇。 その中には、何も分からない幼児が放置してあった銃で遊び、 自分、あるいは家族を撃ってしまうと言う事件も多数。 銃法が少しでも違っていたら防げた事件は沢山あると思う。 でも、そう言うアメリカ社会に居る限り、銃がそこらじゅうにあると言う事実、 それが自分に向けられるかもしれない可能性も無視は出来ない。 特に今、私のストーカー事件がどんどん発展している状況ではその可能性が増える。 私はガンディーや、マーティン・ルーサー・キングやダライ・ラマの非暴力を理想とするし、 今までは「撃つか撃たれるかと言う状況になったら、潔く撃たれよう」と ロマンチックに思っていた。 でも、今回のストーカー事件で、 今までの自分には想像もできなかったような惨めでけちな人生選択を繰り返し 真面目に生きている人をくじけさせるような行為で私腹を肥やし、 それを食い物にして生きている人(人間、と呼べない)が居る、と言うことも知った。 何しろ、私にストーカー行為を働いている最中にも、 他の女性を複数たぶらかして、お金をだまし取っているようなのだ。 そんな奴のためには、私は逃げも隠れもしない。 怖いとも、思ってやらない。 こいつのためには、私は何にも妥協をしない。 ピアニストとしての活動も続けるし、活動の広報もバンバンするし、 (来るなら来い!)と思って生きていく。 それでも自分一人では行こうと思いつきもしなかった射撃場だが、 私の安全を気遣ってくれる友達に誘われて、行ってみることにした。 そう言えば、やっぱりアメリカで育ったから 日本在住の人にはびっくりされるくらい銃は身近。 高校生の時、サマーキャンプでライフル射撃、と言うのはクラスであった。 銃を構える体制を取るのも、狙いを定めるのも、やけに時間がかかるので、 実戦には向かないけれど、でもそう言えばその時、撃ったのだった。 大学一年生の時、マンハッタンを友人たちと歩いていたら 「パーン」と明るい音がした。 私には誰かがフライパンを落とした音にしか聞こえなかった。 そしたら先輩が「あれは銃声だよ」と教えてくれた。びっくりした。 マンハッタン生活ももう10年を超えたころ、友人を訪ねて夜遅く あんまりよく知らないエリアを歩いていたらば突然 とっても若い中学生くらいの二人の男の子に「財布をよこせ」と言われた。 銃を持つ手が震えていた。 「この銃、きっとおもちゃだよね。ああ、面倒くさいね~」と思いながら、 財布を渡すと、お札だけ抜き取って財布は返してくれた。 (ありがとう!)と言う感じだった。 しかも札入れには一杯レシートを入れていたので、 震える手でお札を探した彼らは沢山レシートの間のお札を見落としてくれた。 再び(ありがとう!)という感じだった。 彼らは今、どうしているのだろうか? 特にテキサス州に移住してからは、銃を常に携帯している友人と言うのもいるし、 銃のための金庫を家に持っている人、と言うのも知っている。 テキサスと言うはそういう州なのだ。 何しろスポーツ用品店で銃が簡単に買えちゃうのだ。 そしてさて、昨日のマキコ、射撃場初体験談。 護身用のハンドガンと言うのは意外と軽い。 そして、9ミリの弾丸の詰め方、ハンドガンの持ち方、安全弁の外し方、 一発目をセットアップするやり方、そして狙いの定め方から、 全て教えていただいた。

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